なぜExcelPOS?
その1:今までのPOSは高い!
POSレジは一流メーカーから新興メーカーまで、いろんな会社で開発・販売もされている。
が、えてして、
- システム一式の価格が高い(安いものでもソフト+PC+周辺機器で30万以上)。
- 導入費・設定費をハード・ソフトの本体価格とは別にしているベンダーが多い。
- また費用が高い、対応が遅い。サポートも同様、別にしているベンダーが多い。同じく費用が高い、対応が遅い・・・。
その2:今までのPOSは機能が不満!
- 操作を覚えるのに時間がかかる(とっつきにくい)。
- 使わない機能が多すぎる。
- 使いたい・欲しい機能があってそのソフトを選択したのに、実際は使いにくかったり、要求レベルを満たしていなかったりする。
- 閉店処理などに、予想よりも多く処理に時間がかかったりする(帰れない・・・)。
その3:他のソフトとの連携
市場に出回っている専用POSレジの大部分は、Excelデータを入出力できます。
しかしそれならば、最初からExcelを使う->POSと一緒になっていればいいのです。
専用POSレジを使っているけど、売上データは毎日帳票に印刷して、暇を見て販売管理ソフトに入力・・・ってしている方も多いでしょう。
一見無駄なようですが、売上点数がそれほど多くないときは、こういう方法も悪くありません。
それにパッケージで売られている販売管理の専用ソフト(弥生販売など)は、POSレジに付属の販売管理ソフトよりも機能が優れていたり拡張性が高かったりということが、結構あります。
今はユーザーが使い勝手のよいものを選べる時代、その選択肢を一つ増やしてやろう、と考えました。
そこで
「安くて使いやすいPOS」=「Excelで動くPOS」と考えました。
なぜ、Excel?
Excelは世界で2番目に売れている表計算ソフトです。
(1番はWindowsです)
PCを買ったときにあらかじめWordとともにプリインストールしてある場合が多いです。
動作が軽くて安定しています。
パソコンの初心者にも操作がわかりやすい(IT講習会で勉強した方も多いでしょう)。
入門書やマニュアル本が多いのも人気の秘訣です。
そこで、「ExcelとPOSを合体させたら、こんなすばらしいことは無いのではないか」と考えたわけです。
他の開発手段は考えてみた?
低価格POSシステムの開発を考えたときに、プラットフォームを何にするか(どんなOSや開発ソフトを使うか)は、開発者にとって大事です。
当ソフトの製作者は、こう考えました。
Windows+Access:
通常新規購入PCにはAccessはプリインストールされていないので、別途用意しなければならないので割高になる。また、カスタマイズの必要が出てきた際にAccessの操作を覚えないとならない。
Windows+VBまたは.NET:
頑牢なシステムが作れる。帳票などのカスタマイズは一般ユーザーは難しい。
Windows+PHPなどのスクリプト+MySqlなどのフリーDB:
IEなどのブラウザでPOSを動かす。しかしこれも帳票などのカスタマイズは一般ユーザーは難しい。
Linux+OpenOffice:
OSもアプリケーションもフリーなので、これがホントは最安の組み合わせになる。Excelの基本操作がわかればOpenOfficeのCalcもわかるから帳票のカスタマイズもカンタンそうだし。しかし、Linuxを使っている一般ユーザーはまだまだ少ない。なので、現状は不採用(将来的には対応予定)
Macintosh:
Mac版のExcelはRealBasic(58,000円)での別途開発となり、また周辺機器も未対応なので、今のところは・・・。
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