IT仕事

シャトル

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今日で閉店。
WindowsXPが発売された年にオープンしたから、2001年末ごろだったかな。
10年たって店じまい。
お客さんが少なかった。というより、富山の中心商店街の歩行者が少ないので、仕方ない。
時代が変わったのに、それについていけなかったのだから、しょうがない。
もっと早くに何とかする手もあったが、偉い人は取り合ってくれなかったのだから、諦めるしかない。
後釜は建物壊してエステ屋が入るのだそうだから、かっこがつく(by偉い人の言)。

昨日は、従業員の一人に先日チョコをもらっていたのでそのお返しをしたかったのと、最後に写真を撮っておきたかったのと、自分の残したデータを削除したかったのと、私物の引取りの必要があって、ちょっとだけ顔を出した。

建物に入るときに、トーリンさんと会った。
彼は開店当初からのお客さんで、YMCAに勤めるアメリカ人で、いつも陽気でユーモアがあり親切でな人だった。
「明日で終わりだって?」「次の仕事は見つかっているのか?」なんて話しかけてくれた。
「今までありがとうございました」「仕事はあるので心配要らない。ありがとう」なんて答えて、握手をして別れた。熱い手だった。

店に入って挨拶をし、色んな用事を済ませたところで、前に働いていたサエキさんが子供を連れてやってきた。明日で閉店だと聞いてちょっと寄ってみたのだそう。
彼女が辞めたときは出産間近のとき。いま子供は3歳と1歳の2人。元気そうだった。
そういうのを見ても、あらためて年月がたったなあと。

今年は、社長に禁じられたので、月1回くらいしかここで仕事をしなかったが、私にも寂しい気は起こった。

いい思い出よりはいやな思い出が多く、理想からは程遠くて、無関係な人間から馬鹿にされたり、一部のお客さんから怒られたり、従業員同士でもトラブルがあったり、しかしそれを乗り越えられたりできなかったりはあったけど、投げ出さずに、せめてそれだけはと、がんばってきたことは、確固として自慢してもよいくらいのことで、胸を張れる。

形は何も残らなかったけど、一部のお客さんからはホントに愛されていたし、ファンも付いていたし、あんなに敵多し味方少なしの状態の中、殺されるでなく老衰で死ねたことには、天に感謝すべきなのかもしれない。

空しさはあるが、最悪の結果の二つ三つ前の結末に落ち着いたことは、現場の人たちとお客様の力。きっと。

来週から仕事を探すパートの人たちには済まない気持ちがある。
なにかしてやりたいが、今はなにもしてあげられない。
つくづく不甲斐ない自分に嫌気。

強くならねば。

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