朝、ユーザに、先月自分が作って納めたExcelアプリに、不具合のあることを指摘される。
調べると、一点は、
データの仕分け方が、以前に聞いていたのと今とで、違っているため。
最初、「2001番から2010番まではA分類、それ以外はB分類」と言う風に言われていたのだが、後になって、ユーザーが勝手に2090番から2099番にデータを入れて、「これもA分類に入れてくれ」と。
もう一点は、
商品マスターのひとつのID番号にまつわる商品名称を、ユーザーが運用途中で変えたせい。
過去と現在のデータをまとめて帳票を出力しようとすると、プログラムが、「あれ?昔あった商品がない。じゃ、ID番号は空欄にしよう」ということになり、そのせいで出力行がずれ、集計欄に影響し、エラー表示が出る。
(文章や口でなんとか説明するとこんな感じだが、実際はもっと複雑・・・)
二つ目は難しい修正だったが、何とか半日でケリがついた。
昼食をとりながら、つらい過去を思い出す。
むかーし昔、毎日毎日、会計システムのメンテナンスをしていた悪夢の時代。
他人の作った難しいプログラムを、入社したての私が心臓をバクバクさせながら直すのだ。
プログラムの知識もスキルも皆無。
会計のスキルも知識も皆無。
そんな私が、「お金=会計データ」を扱う?
ちょっとくらい違ってもいいですか?
え、やっぱりダメ?
カエルの解剖しかしたことのない私が、いきなり要人の心臓手術をすることに。
腹をくくり、考えに考え抜いて、なおかつ細心の注意を払って、その上でやっている、ホントにそのつもりなのだが。
それでもよくシステムを停止させたり、正しいデータが出力されなかったり。
よく怒られた。
迷惑をかけた。
私の人生の汚点。
その大きさは布団を人生に例えると、その上にオネショで作った世界地図くらい。
山本さん、牧野さん、野川さん、あの時は大変申し訳ありませんでした!
その頃を思い出して、苦笑い。