ゆみちゃの卒園式に参加。
彼女もこの春、幼稚園を卒業して小学生に。
感慨深い。
幼稚園で友達もできたし、いい経験・思い出がいっぱい作れたのではないか。
残念なのは、なかよしのお友達が、みんな別の小学校に行ってしまうことだけど。
でもまたよい友達ができるさ、ガンバレ。
さて、自分の幼稚園時代を思い返してみると・・・あまり楽しい思い出が無かったなあ。
別にいじめられていたとかそういうのはなかったんだけど、ただ、友達の大勢遊んでいる輪に入っていけなくて、ひとりポツンといたような。
思うと、先生や親に「遊べ」といわれても、「どう遊んでいいのか?」なんて悩んでいたなあ。
きっと当時の自分、おともだちと共通の「遊び道具」や「話題」が無かったから、遊ぶ・遊べといっても難しかったんだと思う。
我ながら哀れ。
その頃自分の好きだった遊びと言えば、「レンガを削って粉を作る」(マニアック・・・)とか「虫取り」とか「ビーだま」とか。
レンガを削って粉を作ろう!なんて言っても、誰も乗ってこないし。
虫取りが好きだったけど、そんなの秋冬はいないわけだし。
ビーだまは遊べたけど、でも、ビーだまは買った人が負けた人のをもらえる遊び。
自分が買い与えられているのは、10個も無い。
一方、お友達は牛乳パックいっぱいに持っている。
我彼の戦力に、圧倒的な差がある。
それに当然、たまがある分たくさん勝負できる、実戦経験が多いお友達ほど、強い。
なので、自分のがなくなって遊べなくなる恐怖から、あまりしなくなったし。
家の方針で、仮面ライダーとかウルトラマンとか、お友達も自分も飛びつくような派手な一緒に遊べるおもちゃも買ってもらえなかったし。
(単に家にお金がなかっただけなのかも)
TVアニメも「目が悪くなる」なんていって、あんまり見せてもらえなかったし。
思い返すと、ほんとに暗い幼稚園時代だったなあ。
なので、卒園式では「ホッ」とした気分でいたような。
そして、次の小学校の入学式では、また暗い気持ちが始まったような。
(実際、緊張して学校で吐いたな。覚えている)
よくグレなかったもんだ。
学校はまじめに通い、ずる休みとか登校拒否とかもしなかったし。
俺、ひょっとしてかなり「えらい」のかもしれない。
しかし、だから今30代にして「やさぐれ」てるのかも・・・。
さて、その点、ゆみちゃは、6歳にして、すでに父を超えたと思う。
がんばったのは、もちろん本人と母親とだが、父も、いい思い出を微力ながら作ってあげられたかと思う。
なので、今、私も満足。
ところで、親が子供に自分の過去の欲求不満をかなえさせる事を、心理学用語でなんていうんだったかなア。
うーん、ググってもわからず。
アー、気になる。
誰か教えて。