そして昨日、試験を受けた。
問題は思ったより解きやすく、順調に解答作業。
そして最後の問題を書ききって確かめて、シャーペンを置いた。
解答が終わり、答案を見直し、それでも試験終了まで10分の余裕があった。
窓際の席だったので、左を向くと大学の中庭が見える。
ボーっと外を眺めながら、妙にいつもと違う、スッキリとした気持ちを感じた。
満足だ。
幸福の感じた。
しばらく恍惚に浸った。
数ヶ月前から勉強を始め、仕事に追われながらも何とか時間を作り勉強し、日曜に仕事を入れないように仕事のスケジュールを組みそれでも心配でいろんな事を前倒しで片付け、迎えた受験日。
苦労の日々を思い出す。
うれしいなあ。
計画を着実にこなした自分にも、支えてくれた家族にも仕事仲間にも、感謝。
よくがんばった。ありがとう。
何でオレはこんなに苦労して勉強しているんだ? 試験に受かったところで誉めてくれる人もなく手当て与える人もないのに。
なんて思っていた、数日前。
でも、この瞬間、この感覚、この体験、この幸福感。
誰もが味わえるものではないはず。
苦労を乗り越えて勝負ができたという達成感!
勝ち負けを超えた満足感!
結果は俺の手を離れた、もうしらねえ!
久々に、ポジティブな意味で、世の中のことがどうでもよくなった。
(いつもはメチャクチャにネガティブなのだが)
生まれ変わった気持ち。
明日からパキスタンに行ってボランティア、しよか。
気が大きくなる。
死ぬときは、こんな気持ちで死にたいものだな。
(生まれ変わってすぐ死ぬというのもカッコイイ)