先日届いて二階にあげていたパネルを下に下ろして、配線し、実際に発電してみるつもりで作業スタート。
天気はというとあいにくの雨だけど、まあ気にしない。
雨の日、つまり発電量の最小値がわかると思えばそれもまた良し。
パネルは届いてから一度も動作を確認していなかったので、まずはテスターでチェック。
窓際にパネルを置いて、端子をチョンチョン。
雨降っているというのに、電圧は18Vも出ている。まずはスペックどおりだ。
電流は112-160maってなっているけどこれは気休め。電流って量が少ないとまた測定機器が悪いと正確なのは測れないというし。
さ、大工さんしよ。
電線ケーブルを適当に探して皮を剥いたり、配線するのにパネル裏のケースをドライバで開けてプラスマイナスが間違ってないか何度も確かめて接続して・・・結構手間取った。1時間くらい「工作」したかな。
その後、窓際のソファーの隙間に3枚立てかけて設置してみた。
窓越しとか桟が日陰になるとか網戸がついているとか、そのあたりも気にしない、とりあえず。
コントローラーを通して数値を見る。ダイオードが光る。
雨で外が暗いとさすがに6Vくらいしか出ていない。
しかし明るい曇りだと12V近くになる。
今度はPHSに充電させてみよう。
接続しているディープサイクルバッテリーは今12.6Vで逆流の形になり充電されないので、バッテリー側の端子をはずし、コントローラのUSBから直接電気を取る形で接続する。
つまりバッテリーからの電源をカットして太陽電池のパワーだけで充電させようと。
すると、たまに充電ランプが点滅して電気が途切れたことがわかるものの、大体は点灯しっぱなしで電気を取り込んでいるのがわかる。
嬉しいね、目に見える形で発電がわかると。
いやーホント癒されるわ・・・。
ここらで先日無線パーツでスイッチを買っていたことを思い出し、さっき余った線を使って、プラス側はコントローラー、マイナス側はバッテリーになる形で間にスイッチをいれた。
久々の半田づけは、緊張したけどこれまた楽しい。
やがて完成!
これでスイッチを入れるとバッテリーの安定した電気が取り出せ、スイッチを切ると太陽電池直結で接続機器が動かせる。
後者は、曇りのときとかにいいね。つまり今日みたいな曇りだとバッテリーに充電されなくてもったいないから、携帯みたいに5Vあれば充電できるものに使うと無駄にならなくていいということで。
そして今私がこうして日記を書いている間も、発電中。
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ここらで、自分のやっていることを振り返ってみた。
なんでこういう事してるのかな、と。
組みあがった発電システムが発電しているのを眺めるのは、自分にとっては盆栽を眺めているような気持ちと同じ。
盆栽、育てたこと無いけど、きっとそう。
アクティブな趣味ではないんだな、決して。
でも、光がエネルギーになって目に見えたら、面白いんだよね。
機器が「木」でダイオードの赤ランプが「花」って感じなんだよね。
機器を見ても「しっかりやってるな」と思うし、ランプを見て「かわいいのう」と思う。
でもきっとこういう気持ち、わからない人は多いんじゃないかな。
例えば会社の同僚なんかに話すと「変」とか「幼稚」とか言うな、あいつらなら。
しばらく秘密の趣味としておこう。
(なんて言いながらこうやって世界に暴いてるし)