若者はもてたいために音楽に夢中になる。30過ぎるとそんな気もなくなるので音楽を聴かなくなる・・・なんて誰かが言っていたけど。
自分が若いときに好きだったのは60年代のいわゆるオールディーズで。けしてもてないタイプのジャンルで。だから自分にはこの人の理論は当てはまらなかったな。
みんなプリンスやらマドンナやらに夢中になっていたときに、自分は「やっぱビーチボーイズだね」なんて言ってたから。浮いてたよなあ。
だから、どんな音楽が好き? なんて聞かれるのにビビってた。
そんなときは、「あ、ボーカル、デュオの」なんてぼかしたり。
まあ昔のことだけど。
で、私も例によって30代はあまり音楽を聴かなくなった。さっぱりCDを買わなく/借りなくなった。
しかし40代を目前にして最近、Sky.FMを知ってまた音楽をよく聞くようになった。
CDクオリティでいい音だもん、このネットラジオ。
で、どんなジャンルかというと、やっぱりオールディーズで。
我ながら思うに、この時代の音楽は愚直で貧乏。
しかし精一杯、工夫してんだよなあ、楽器とかアレンジとかコーラスとか。
そう、コーラス。今の時代の音楽には無いでしょ、コーラス。
あと、手拍子とか、ホーンとか、木琴とか。
ヘッドホンしていて、片耳から楽器の音、もう方耳からボーカルが聞こえてくるっていうのも、あまり今の音楽には無いよね。
なーんか新鮮なんだよね。
お金は無くても機材が無くてもなんとかなるさ、ほらちょっと工夫してごらん、大きな声で歌ってみてごらんよ、みえてくるものがあるでしょ、みたいなね。
あと、歌詞も英語ながら何言っているかなんとなくわかるのもいいよね。
自分のつたない語学力でも、ああ失恋のこと歌ってんだなとか、わかるもん。
つくづく、おすすめ。
(でも私が薦めても同年代は誰も聞かんだろうなあ)