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楽天RMSでRPA iMacros(FireFox Add-in)使ってみた

投稿日:2018年11月29日 更新日:

楽天RMSで毎日、商品の発送連絡をしている。

10人分でも10分もかからない量ではあるが、ひとりに発送するのに、画面中にマウスポインタを走らせて結構な数をクリックしなくてはいけないのが、疲れる。

一部の画像を見せると、こんな感じで。

ここから、スタート。

メールテンプレートを選んで、

メール送信する。

簡単そうに見えるかもしれないが、マウス移動の距離が長く、画面を縦横無尽に探し回りながらのスクロール&クリックがとても面倒なのである。

今日数えてみたら、ひとりあたり、クリック6回、ダブルクリック1回、画面スクロール3回、キーボードでコピペ1回、していた。

前々から何とかしたいと思ってはいたのだが、マクロを書くのが嫌で今まで避けていた。それで、使う前に画面を縮小したり、スクロールはマウスを使わずにスペースキーを連打して画面を下げたり、一応の工夫はしてきた。

でももう限界だ。

いろいろ試したらiMacrosというブラウザのアドインが自分好みだった。VBAやVBScript、UWSCやSelenium IDEも試してみたけど、やはりこちらが。

完成したコードは以下のような感じ。

クリック数が4回くらいで今までと同じことができようになった。


'バージョン情報
VERSION BUILD=10021450

'POPUP防止。EXTRACTを使う時は必ず書くみたい
SET !EXTRACT_TEST_POPUP NO

'メール送信のリンクをクリック
TAG POS=1 TYPE=A ATTR=TXT:メール送信

'発送案内のラジオボタンをクリック
TAG POS=2 TYPE=INPUT:RADIO FORM=NAME:EDIT ATTR=NAME:mail_template_id

'画面下の次へボタンをクリック
TAG POS=1 TYPE=INPUT:SUBMIT FORM=NAME:EDIT ATTR=*

'本文のテキストエリアに入力されている文字の
'xxxxx指定部分をクリップボード(事前にコピーしておいた伝票追跡番号)の内容で書き換え
TAG POS=1 TYPE=TEXTAREA FORM=NAME:rjForm1 ATTR=NAME:body1 EXTRACT=TXT
SET !VAR1 EVAL("\'{{!EXTRACT}}\'.replace('xxxxxx', '{{!CLIPBOARD}}');")
SET !EXTRACT NULL
TAG POS=1 TYPE=TEXTAREA FORM=NAME:rjForm1 ATTR=NAME:body1 CONTENT={{!VAR1}}

'画面表示を底辺までスクロール移動
URL GOTO=javascript:window.scrollBy(0,20000)

まだ改善の余地はあるかもしれないが、自分のスキルではこんなとこだろう。

ちなみにFireFoxのiMacrosアドインを使いました。ChromeやEdgeではどうなるかなどはテストしていません。

(追記:2019/2/8 2月より楽天RMSの管理画面が、楽天ペイへの移行で大幅に変わりましたね。上記の仕組みはそのままでは全く使えなくなりました。期待してこのページに来た方には申し訳ありません。。)

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