男友達で、料理が好きというのがいた。
けど、作ったのを食べさせてもらうと、ぜんぜん美味しくなかったり。
レストランでも、材料や調理法にこだわっているなんて店があるけど、食べてみるといまいちだったり。
たまにある。よくある。
彼らは作るのが好き。
そしてそれをやり続けることに幸せを感じる。周りのことは、置いといて。
そして、そんな店はなぜかつぶれない。
・・・何を言いたいのかというと。
そういうふうに生きられないかなー・・・自分、ということで。
私、仕事でWebサイトやらアプリやら作っているけど、そこまで大きな自信作は無い。
我ながら、才能も、センスも、小さくまとまっていて、小悪党的。
この先、大化けすることは、無いかも、いや無い(断言)。
今までの成長曲線を見て、わかる。
まあそれでも、今まで続けてきたしこれからも今までのような仕事を続けていきたい、いければ、と思っているんだけども。
世間は、私のこんな考えを、しばらく、私が退職間近のジジイになるまで、許してくれるだろうか・・・。
コンピュータで、無から有を作る仕事は、面白い。
それに人生を埋められるほどかと聞かれると、違うんだけど。
割り切れない、割り切らない、そういうところ。
そこが自分のダメなところであり、しかし自分で自分を許しているところでもある・・・。
甘さといえばそうなのだが、その甘さ、モヤモヤ、曖昧を、コアとして持っておきたい気持ちがある。
知性・教養・技術は、後付け。
それよりも、モヤモヤこそ、自分オリジナルで、保持したいもの。
電気がなくなれば消えてしまうはかないモノ、未熟で不器用。
しかし大きな才能と可能性を持っている・・・それがネットやコンピュータ。
そこに人間らしさを感じ、それに寄り添っていきたいと思ってしまうんだろうなあ。
なんてね。いつもながら取り留めの無い事を述べて。