ヒメスイレンを睡蓮鉢で育てている。
すでに花も咲いたし、すくすくと成長している。
花や葉っぱは良いのだが、最近気になるのは、その下の水。
枯葉が底でヘドロ化しているせいか、緑色に濁っている。
一度底の土を捨ててキレイにすればよいのだが、鉢底には2年前拾ってきたメダカ(?)が住み着いている。
手荒なことをして、彼の生息環境を激変させたくない。
というわけで、いつも3分の1くらい水を捨てて、減った分をためておいた雨水で補充しているのだが。
先日、テレビで、備長炭で榛名湖の水をキレイにする、というドキュメンタリー番組が放送されていた。
ウバメガシという木で炭を作り、それを池の取水口に大量に入れておく。
しばらくすると濁っていた水が透明になり、いなくなった魚が戻ってきたそうだ。
また、昔から真珠養殖が盛んだった英虞湾。
最近、産業排水による水質悪化で、アコヤ貝が育たなくなってきた。
そこで、炭の登場。
炭素繊維にしてさらに織物状にしたものを紐に結びつけ、海に入れておく・・・すると、貝が織物の上に定着して、真珠生産の増産が見込めるようになったそうだ。
炭を水に漬けておくと、炭素繊維が出す「人間には聞こえない超音波」に反応して好炭素菌というのが寄ってきて、それを食べようと微生物が寄ってきて、またその微生物を食べようと魚や貝が寄ってくる・・・という循環になるらしい。
その番組を見て、私、早速、炭を買い求めた。
コレは使えるぞ、と。
炭で睡蓮鉢の水質改善に、チャレンジしてみようと。
買ってきたのは、100円ショップにあった、カイロぐらいの大きさの袋にクズ炭が入ったもの。
(製品自体は冷蔵庫や車の消臭用。でも原材料の欄にはちゃんと「ウバメガシ」とあったので安心)
袋を開け、睡蓮鉢に大量の炭を、ドサドサと入れる。
大きいものは1センチ角、小さいものはほとんど粉状。
沈むものもあれば、浮くものも。
作業直後は、水面が炭で真っ黒・・・ちょっと魚のことが心配になった。
日が経つと、水面に浮いていた炭は水を吸って、底に沈んだ。
水質もだんだんきれいになり、数日後には透明度が増したのがはっきり分かるようになった。
底に沈んだ炭の黒と、睡蓮の緑の対比も、見た目にきれい。
(コレは想定外)
炭を使った水質改善、大成功。
小学生の理科の実験みたいで、面白かった。
コレを読んでいる皆さんも、試してみてはいかがでしょうか。
私が見たテレビはコレでした。
素敵な宇宙船地球号 ここが見どころ!!