日々の雑感

2012年9月4日、祖母が104歳で亡くなりまして。

投稿日:

明治40年生まれ。
3年前に日露戦争があった時代です。
明治、大正、昭和、平成、いろんな時代を生きた人でした。

縄文時代以前から続く血族のなかで、おそらく最長不倒距離でしょう。
私たちが追い越すには、なかなか難しいところまで、たどり着いてくれました。
残された者は、大きな目標を背負わされた格好です。
われわれも、ここまで生きねばならないのか、と。
可能性を示されたわけですから、負けず嫌いな人は、当然、俺だって、と思いますよね。

かつては、人生60年、という言葉がありました。
その時代には私は生まれていませんが、短い人生をいかに生きるか、というものだったと思います。

それが今では、つらく長い人生をどう生きるか、というものになっている気がします。

「生きることは楽なものではない」というペシミスティックな人生観を持つ私としては、祖母の達成は「偉業」と思っています。

生きていると、当たり前ですが、いいこともあれば、悪い事もある。悪い事が続くと、絶望を感じ、ああ早く終わってくんねえかなあと、思う事もあります。

キリスト教では、人生は「修行」なのだと、聞いた事がありますが、私もそう思う事がよくあります。

彼女の人生の中でも、そんな事を考えた事が、少なからずあったかもしれません。
しかし、後ろ向きにならず、時の解決に身を任せた事が、この到達点なのではないかと、私は思います。

いや、ひょっとすると、思い悩んだりする思考タイプの人ではなく、花の美しさや子供の可愛らしさにいつでも幸せを感じられる感覚タイプの人だった。それが長寿につながったという気もします。

正しい事よりも美しい事に価値を感じるタイプの人は、長生きしている気がします。正しさはいろんな意味でひっくり返される事がありますが、美しさは他の美しさにひっくり返される事無く並んで、そびえたちますからね。

実のところ、どういう思いや感情を持って彼女が生きたのかは、分かりませんが・・・。

-日々の雑感

執筆者:

関連記事

no image

富山港線

富山港線が廃線になる。 今日が最後の運行。 幼い頃、射水線が廃線になるとき、最終列車に乗りに行ったっけ。 今回は行けないけど、今までありがとう。 関連投稿: 最近、朝が寒い 神戸のおばあさん 大崎丸善 …

no image

入院&退院しました(備忘録)

■金曜日 会社で昼飯を食べてしばらくすると、腹が痛くなった。 食べすぎかと思ったが、どうも痛みが長い。2時間ほどトイレとデスクを行ったり着たり。 ふと見ると、便器の中に血の塊が見える。紙を見ると真っ赤 …

no image

伏木港まつり

伏木の万葉埠頭に、海上自衛隊の護衛艦「はまゆき」と「みねゆき」というのが来ていて乗船できるというので、行ってきた。 私らが埠頭に到着したのが、きりぎり4時。 乗船タイムは4時までで、あと1分遅れたら乗 …

no image

焼きそば+チャリ

さっき会社を出て駐車場に向かう道すがら、「カップ焼きそばを食べながら自転車をこいでいる男子高校生」を見た。 大して急いでいる風には見えなかったので、「食事中に急用ができて大急ぎで向かっている」のではな …

no image

客先でソフトクリームをもらった

家の子供らに食べさせてやろう。 今日はそのまま直帰OKだったので、ラップにくるんで大急ぎで家に帰って来た。 んで、家に帰ってきて車から降り、車庫から家に入る途中、悪魔が。 物干しに肩が当たって。 そん …