リンクテーブルに対して「Dlookupで値を探して見つかったらCurrentDb.Execute UPDATE~ で値を更新」という処理をループで回している。
この処理、一旦始めると、終えるのに30分以上かかることがある(件数は100件未満なのに)。
使っている人に、何とかして欲しい・・・と言われた。
調べてみると、コード中で単純なDlookupをしている1行だけでも、3秒ほど結果が出るのを待たされていることに気がついた。(イミディエイトウィンドウで確認)
数万件のテーブルとはいえ、参照しているだけなのにこんな時間がかかるはずがない。変だ。
で、試しにこのDlookupで参照しているテーブルをあらかじめ開いておいて、もう一度同じ処理を回してみた。
すると、100倍くらい速くなった! 数秒で終わる。
テーブルそのものでなく、そのテーブルを使っているフォームをhiddenで開いておいて、(閉じないで)そのあと見えなくしたものでも同じくらいに速くなった。
DoCmd.OpenForm “master”, , , , , acHidden
Forms!master.Visible = False
テーブルやフォームを開かず、処理の直前でレコードセットを作っても、同じくらいに速くなった(作ったrsは使わない)。
Set DB = CurrentDb
Set rs = DB.OpenRecordset(“master”)
ということは、ひょっとすると、DlookupとCurrentDb.Execute SQL といった関数やSQL文の組み合わせを使わず、rsのレコードセットを使い、素直にFindしたりUpdateするのが良いということかもしれない。(けれどそれだとコード量が増えて、見通しが悪くなるしナァ・・・)
また、Access2013よりも、Access2000と2007の方が、パフォーマンスが劇的に変わった。
こうしておくと、テーブルの内容をメモリに読み込んで処理するのかな?
これは発見!
しかしGoogleで検索しても、同じようなことを書いている人は見つけられなかった。
みんなが知らないことなの?
それとも、自分の環境だけに依存する現象?
よく分からないけど、結果オーライ。