IT仕事

ExcelのリボンUIにボタンを配置して、そのボタンクリックでExcelVBAを実行させたい

投稿日:2016年7月5日 更新日:

それをするには、こんな感じ。

1.Excelマクロで、標準的なやり方でVBAコードを作る。

2.「Custom UI Editor Tool」で1のファイルを開き、リボンを作り、上書き保存する。フォーマットはXMLタグなので、ID名を重複して作らないとか、実行先のVBAのモジュール名やプロシージャ名を大文字小文字間違えずに記述しなくてはならないとか、日本語が化ける(ただしリボン上はきちんと再現されるみたい)とかに気をつけないといけない。

3.1のファイルを開き、リボンの右端にボタンが表示されているのを初めてみた時は、感動するよ。あとは動作確認を繰り返す。

Excelのユーザーフォームを使ってVBAを実行するやり方に比べると、全部コードを手書きしなくてはいけないので(ユーザーフォームはGUIでOK)、すごく手間隙がかかる。しかし、ユーザーサイドで見ると、とっても使いやすくなる、学習しやすくなるであろう。

以下は、補足。

Custom UI Editor Toolをダウンロードするリンクは、これ。
Updated version of the Custom UI Editor Tool – OpenXML Developer – Blog – OpenXML Developer

リボンに使えるボタンアイコンを一覧するには、これ。
ひっじょーに、見にくい。
Office 2010 Add-In: Icons Gallery

ファイルをダウンロードしたあと、バックステージビュー(Office2010でいうファイルメニュー)に切り替えて、下の方に表示されるメニューをクリックすると、一覧が表示される。以下も参考になるかも。
https://mauriceausum.com/2012/04/14/office-2010-icons-gallery-icons-for-your-ribbon/

アイコンボタンの一覧は印刷でもできればよいのだが、できないので使い勝手が悪い。
自分の場合めったに使わないから、きっとこの次使うときは、バックステージビューのことなんて、すっかり忘れているだろう。まあいいけど。

リボン上にテキストボックスを置くときに参考になったリンクはこれ。
リボンメニューのエディットボックスを VBA/マクロから使用する方法: ある SE のつぶやき

2017/8/17(木)追記:
ひさびさに、Custom UI Editor Toolで作ったリボン+Excelマクロのファイルを修正する必要があり、それをしたところ、起動時にリボンが表示されなくなってしまった。
Excelのバージョンが変わったせいだろうか? 当時は2013、今は2017。
原因はわからないけど、もう一度ExcelマクロファイルをCustom UI Editor Toolで開いて、上書き保存したら、今度はうまくリボンが表示されるようになった。

-IT仕事

執筆者:

関連記事

no image

Windows10 / ディスプレイが消せない/ Lenovo G560

Lenovo G560 06792UJを未だ現役で使っています。 Windows10で、ディスプレイが消せない(どう設定しても、電源が消えるかのように使わないと数分でブラックアウトしてしまう)トラブル …

重たいTrelloでカードのアーカイブを自動化

会社でTrelloを使っているスタッフから、最近「重たい」という話をよく聞く。そこで、ボードの古いカードを定期的にアーカイブするよう、自動化してみました。3000→500件ほどに圧縮、ずいぶん軽くなり …

no image

秀丸マクロ

薬品費を消耗品費にするのと22を23にするのとを、20個以上のファイルに対して行って、別のファイルに保存する・・・。 これを昨日からやっているのだが、だんだんめんどくさくなって来て。 明日移行も、同じ …

no image

トップページに「新着一覧」としてカスタム投稿を日付つきで出したく、以下のページを参考にして(コピペして)作ってみたのだが、うまくいかない。 WordPress カスタム投稿の一覧をトップページ表示する …

no image

秀丸マクロで文字の折り返しを最大

今まで秀丸マクロでできないと思っていた、文字の折り返しを最大にする操作と、その後カーソルを移動させる操作が、実はできることがわかった。 自分のケースだと、 config “xAutoAdj …