Accessではとっても簡単なトグルボタンだが、FileMakerでそれを作るのは簡単ではない。むしろとっても面倒。
それなのに、画面いっぱいにいくつものトグルボタンを作る仕事が出てきた。
一つ一つのトグルボタンそれぞれに、専用のスクリプトを作っていたのだが、20個近くなったときに、これではダメだと思い、汎用のスクリプトが作れないか、探ってみた。
6時間かかったが・・・。
最初に作った、汎用性のないトグルボタンのスクリプトは、こんな感じ。
「計算結果を挿入」[選択; iResearchサンプル::Q4自然や景勝地; not iResearchサンプル::Q4自然や景勝地]
見ての通り、フィールド名を明示的に指定している。これでは汎用的に使えない。
明示部分を「 Get ( スクリプト引数 )」に置き換えればいいのかと思ったが、うまくいかない。
6時間かかってうまくいったのは、以下。
- ボタンのスクリプト実行の際の、オプションのパラメータは、「”iResearchサンプル::Q4自然や景勝地”」のようにする。ダブルクォーテーションは必要。このオプションは、ボタン毎に変える。
- 新規スクリプトを作る。「フィールドを名前で設定」とし、「ターゲットフィールドの名前」を「Get ( スクリプト引数 )」とし、「計算結果」を「not GetField(Get ( スクリプト引数 ))」とする。
疲れた。
GetField()という関数が、ググっても、なかなか出てこなかった。スクリプトパラメータをダブルクォーテーションで囲んでいるので、その中の値を取り出すのに使う。
これにたどりつくまで、
Middle(Get ( スクリプト引数 );2;Length (Get ( スクリプト引数 ))-1)
やら、
GetFieldName()
やら、
カスタムダイアログで値を表示させて、デバッグしてみたり。
何か他の方法で動的にセットできないものかと、調べに調べ、やっとたどり着いたのが上の結果。
!う!れ!し!い!
あ、あと、最後に「フィールドへ移動(引数はなし)」の行を加えておくことで、セットされた数値が確定されるようなので、ボタンに条件付き書式を付けている場合、必要だった。参考までに。